タイ24時間耐久カートレース参戦記つーか旅行記 text by Fatalwedge

やってきましたタイランド!…の前に出発前の顛末などを。 ジャパンカートの広告で開催を知るも、流石に海外だし敷居高いよなぁ……と考えていた所にmixiで「日本チーム作って参戦しませんか?」とのお誘いが。しかも前回参加実績があり、代表者はプロドライバーであり、お金などの面倒事は代理店形式で全て面倒見てくれるとの事で「それなら行くでしょ!」と参戦を決定。元々海外に抵抗の無いモジャさんと、最近勢い付いてる真弓さんも一緒にいざ海外遠征へ。

当日は朝8時にシンガポール航空のカウンターとの事だったので7:30を目処に成田に向かう。今回は梢も居るので車で移動することに。空港直行・帰りも空港まで車を持ってきてくれて6日間4000円という格安駐車場を発見。荷物もあったので非常に楽でした。あらかじめチェックインを済ませておいてくれるという名目で遅めに設定されていた集合時間だったんですが、結局集合してから本人がチェックインということで時間ギリギリ。義姉さんから頼まれてた免税店での買い物を(かみさんが)超ダッシュで済ませ搭乗カウンターに走る羽目に。

搭乗後はひたすら食っちゃ寝ならぬ飲んじゃ寝(笑)酒飲む→軽く寝る→ご飯食べる&酒飲む→寝る→酒飲む→着いた!って感じでした。梢も終始ご機嫌で移動時の心配も杞憂に済みました。シンガポール航空の飛行機自体は流石にユーザーランキング上位らしく設備、サービスともになかなか。食事が美味しいのは非常に嬉しいポイントですな。離着陸も実にスムーズで機長の腕も良かったと思われ。

色々悪いうわさを聞いて心配してたスワンナプーム空港にも定刻通り無事到着し、タイの土を踏む。飛行機を降りる際に放送があった現地気温は31度。機内がかなり寒くて上着を着込んでいたのに、降りた瞬間“夏”。でも日本の夏と違って、湿度はそれなりにあるのにべたつかない感じ。薄着にさえなっちゃえば割と過ごしやすいかと。

ぱっと見綺麗だが突貫工事の印象バリバリの空港から一歩外に出ると非常に雑多な雰囲気。「ああ、アジアだねぇ……」なんて思いつつ用意されていたバスっつーかハイエースにて一路パタヤへ。日本の高速道路みたいに眠気防止の微妙なカーブもなく、ひたすら真っ直ぐな高速道路(でも突貫工事中)を進む。 運転マナーが意外と良いものの、車線変更・合流のウインカー無しはデフォルトらしい。その代わり?右左折のウインカーははるか手前から出す。良くわからんルールだ。車は順調……ではなく途中クーラーが壊れてしまい、運転手のおっさんが配線バチバチ言わせながら(マジで火花飛ばしながら)修理する間に売店へ。建物の裏でご飯作っているおばちゃんからコーラを購入。ビンだったので栓抜いてそのまま渡してくれるかと思いきや、氷の詰まった手提げビニール袋におもむろにコーラをぶちまけ、ストロー挿して「はい」って渡してくれるおばちゃん。これがタイクオリティか。

そんなこんなで宿に到着。流石三ツ星ホテル。なかなか素敵で広い。敷地に池・鳥園?もあり。集合まで時間があるので早速近場を散策。と言っても地理もまだ把握してないので、裏道やお姉ちゃんを見ながらとりあえず海へ。ふらふら屋台で食べ歩きしたりコンビニ入ったりりショッピングセンターもみたり。 夕飯は「折角だから」とホテルすぐ横の屋台にチャレンジ。“当たった”らそれはそれでいいやと。ほぼ闇鍋状態の暗い中、適当に注文した名前のわからない鍋と焼き魚と謎肉とビール飲みまくり。これでお一人150thb、約450円。凄ぇ、安い。 料理は辛いけどうまうま。非常にビールが進む味で、鍋はかみさんがスープまで飲みつくしてました。さらにすぐそばのテントでTシャツ20thb=60円を購入。すでにばっちりタイに馴染んでます。

翌朝は7時起床。お腹も大丈夫でした。ホテルの朝食は普通のバイキング(でも野菜スープなどは当然辛い(笑))だがなかなか美味しい。備えてあった味付き醤油がフライエッグ(揚げてある目玉焼き)に合っていて良かった。

この日はフリー走行&予選の予定でサーキットへ移動。ホテルからは30分程度。着いてみるとなかなか広いコースに立派なチームピット。難波江さんによると去年はぜんぜんこんな立派なのではなかったらしい。慣熟歩行やマシンチェック、体重測定(重量ハンデ決定のため)、車両抽選などしながらフリー走行の開始時間を待つが、12時スタート予定が気がつけばすでに1時過ぎてまんがな。でもこれがタイクオリティ。マイペンライ。

用意されたマシンはかなりゴツく、見た目通り重量もかなりのもの。試しにモジャさんと2人で持ち上げようとしても上がらなかったので、車重だけで優に100Kgはあると思われる。ただ、乗ってみると思ったほど重さは感じず、逆に390ccエンジンが思ってたほど速くない。結果としてCKのマシンを一回り大きくしただけの感覚で乗れた。唯一気になったのがブレーキで、踏むとクラッチが切れる(と皆は言ってたが俺はアクセルが戻る感触だと思った)システムだったので若干違和感が。個人的には最近レンタルでも同時踏みしないように心掛けてるのでそんなに問題ではなかったが、同時踏みをしがちな人は苦労してた模様。

コースインプレッションですが、コース幅はなかなか広く、ホームストレートは4台位が余裕で並走可能。去年のコースレイアウトは1周1,321mとの事だったが、今年はそれより短くおよそ1,000m弱(公式発表が無かったので推測値)。コース図を見る限りちょこちょこ直線がある……というのは思い違いで、車が重いせいもありダラダラと横Gが掛かりっぱなしで旋回するため案外体が休まる暇がない。コースレイアウトの印象としては上海国際サーキットに近いかもしれない。“陰陽太極図”S字(勝手に命名)とか。 さてここから攻略っぽいものを交えつつバーチャルアタック。お手元にはコース図をご用意ください(笑)まずはホームストレート、コースは左回りなので右手にピットを眺めつつ見た目よりは緩目の1コーナーへ。ピットロード寸前までアウトに寄せてから進入するとブレーキは一瞬でいけるが、あまり頑張ってしまうと2コーナーへの切り返しがきつくなるのでラインに注意。広めのS字になっている3、4コーナーはタイヤを滑らせないように注意しながら全開のまま抜ける。何故かここだけタイヤバリアで作られてる5コーナー(と言っていいのか迷うぐらい印象が薄い、緩いコーナー)を通り過ぎ“太極”S字へ。手前の6コーナーはかなり強引に。ステアリングをこじり、横Gが掛かった状態でリヤタイヤを滑らせないような摩擦円ギリギリのブレーキングで速度を落としながらとにかくインベタ。7コーナーの先はストレートなので、切り返した後もリヤタイヤのグリップに注意しながら脱出速度を稼ぐ。そこから度胸一発直角コーナーを抜け、ヘアピンというより中央分離帯180度ターンな9コーナーへ。速度が乗っている状態からのフルブレーキングというシチュエーションだが、ドカンとブレーキを踏んでしまうと車重でリヤが完全に浮いてしまい制動力が落ちる上にマシンが暴れ酷い目に合う。一気に踏まないんだけどなるべく短い距離で減速したいんだけどというジレンマを克服しながら旋回し最終コーナーへ。ラストを締めくくるのは複合コーナー。奥がキツいが幅は広く、抜けた先はホームストレートという場所なので処理の仕方によってはタイムに影響が大きいとともに1コーナー(まで)でパッシングできるかどうかが決まる重要ポイント。……の割には最後の方まで良くわかりませんでした(´Д`)だって走るたびにグリップとか全然違うんだもん。で、1周のタイムは55秒前後という所。

そんなコースを走りながらフリー走行開始後1時間ちょっとのところ、Fatalが2度目の走行をしてるあたりでぽつぽつ降り始め、須永さんに交代したら一気に雨が降りコースはウェットへ。一時はかなりの勢いで降ったが、もう一度Fatalが走る頃には雨も上がり、丁度ウェットとドライの境目。ここまで車とコースにやや手こずっていたが、ウェット路面を走る事により一気に把握。ビバウェット。

ふとモニタに目をやると、タイ人のレースクイーンだけで構成されたLOLITA Racingがベストラップタイムで0.03秒ほどの差。女の子に負けるわけには行かないと謎のテンションが上がる(笑)が、コースがドライになるもののタイムはほとんど伸びずフリー走行終了。この時点で既に4時間耐久になってて体力消耗しまくりな罠。水の消費量も凄ぇ。本番はかなり用意しておかないと。

そして予選、15分×2ヒートだったのでアタッカーは真弓さんと難波江さんの2人に。注目の予選結果はなんと、真弓さんがかずみっちや西村元気さんをも抑え日本チーム最高位の14番手!後から聞いた話だと元気さんのマシンはトーが狂っててタイムが伸びなかったようなのですが、それでもこの結果は立派。決勝に期待がかかります。

ところで意外なことに他チームには子供が全然居らず、梢がやたらと人気者に。地元サーキットのマスコット人形?を貰ったり、フランスチームのおっさんと一緒に踊ったり、写真撮られまくったりしてました。

そして一旦宿に戻り、日本チーム全員で夜ご飯。赴いたのはハイネケンのビアガーデンでバンドの生演奏を聞きつつ美人のハイネケンガールにビールを注いでもらえる(が俺は本職に負けないテクニックで華麗に自分でも注ぐ)ナイススポット。隣の席に居たロシア人の女の子(8歳)をナンパしつつ美食を堪能。この日の夜は思いっきり夜遊び。流石に決勝前夜に朝帰りはまずいので今のうちに遊んでおこうと、ちょっといかがわしい夜の街へ(笑)いやぁ、タイのお姉ちゃんは(ry ……残念ながら写真も全然撮ってないよー(笑)

金曜日は終日フリー。朝ごはん食べてからマッサージ行って……って開いてない。9時からって書いてあるのに10時に店の前行ってもシャッター閉まってる(´Д`)まぁタイだしね。マイペンライ。仕方ないのでBIG-Cというショッピングモールに行ってお買い物。こっちも11時オープンって書いてあって、店の中暗かったけど何か買い物袋持った人が出てくるので思い切って店に入ってみると、奥にスーパーっぽい店舗があってそこは開いてた。服とかぼちぼち買い物して一旦ホテルに戻りモジャさんたちと合流、また別の買い物へ行くことに。 道すがらの屋台で朝昼ごはん。真弓さんが春雨カレー?(25バーツ)、うちが麺(25バーツ)、モジャさんがカレー(25バーツ)を注文。真弓さんが辛くて涙流してた(笑)一緒に買った豚の串焼き(5バーツ)が凄く美味しい。麺に乗ってた揚げ麺?を梢が気に入って追加注文(5バーツ)こういうところで食べるとタイに来た感じがします。 その後タイマッサージ(1時間200バーツ)へ寄る。ひざポキポキ鳴らされたり体中ゴキゴキ鳴らされたり、おばさんが「痛いってのは効いてるのよー」とか言いながらぐりぐり。痛いけど気持ちいい。サバーイ。

そしてちょっと歩いて、少し離れたもうひとつのショッピングセンターLOTASで買い物。先ほどのBIG-Cがどちらかというと観光客向けなのに対して、こっちは地元の人も良く来る場所らしい。そのため食料品などが安い。予選のときに「これとこれは要るよね」と書き出した買い物リストを元に食料やら水やら購入。特に水が重い(24リットルも買ったw)ので、フードコートで食事後タクシー(荷台に屋根が付いていて乗る乗り物)でホテルへ。全員で120thb(360円)。風が通ってなかなか快適。梢もかなり気に入っていました。そして夕方の海岸をぶらぶら散歩などしながら軽く酒を飲み(ここで軽いトラブル発生、写真参照w)、夜遊びしないと言いつつちょこっと夜の街(ry

いよいよ本番土曜日。またもや事前アナウンスと違い、レース終了後サーキットからは直接空港へ向かうとの事で慌てて荷物をまとめて出発。 時間通り始まるか心配しながら(笑)セレモニーがスタート。ダンサーやレースクイーンが登場。盛り上がってきました。 各チーム紹介、写真撮影等行われていき、なんとなく進行は順調風味?一応4時間までは遅れても帰りの飛行機間に合うから大丈夫(笑) 15分後にフリー走行始まるよ、という放送を聞きつつもなかなか始まる気配が無いのでだらだらしてたら何時の間にかフリー走行スタートってええええ?まぁマイペンライ(笑) 前日から合流した“FTロングさん”こと長井さん、そしてスタートドライバーのモジャさんにフリー走行の時間を全て使ってもらう。モジャさんなかなかの好タイムだがまたもやロリータレーシングが目の前に。

フリー走行終了後タイムスケジュール見ると全然進行が違う。開会式先にやってるし。この時点で1時間押しぐらいかなー?なんて思ってたらフォーメーションラップとか何も無しでスタート5分前のアナウンスが。えwwwちょwwww(とここで長井さんのカメラが壊れてしまい、Fatalのカメラを貸してたので本戦中の写真があんまないです。)

結局なんだかんだ言ってほぼオンスケジュールの12時5分にレーススタート!

第1ドライバーはモジャ。ル・マン式スタートも無難に決まり、4周ほどは順調だったが何かミスをしたらしく一気に19位まで後退。どうやら接触があった模様。しかし一つずつ順位を戻し始める。スタート30分時点で16位。目の前は同じ日本のチーム「MONOCOLLE」。 事前の予定では各ドライバー45分づつ引っ張る予定だったが、猛暑のせいか30分過ぎて目に見えて辛そうになってきたので、大事をとって予定を繰り上げ35分で交代することに。

第2ドライバーは須永さん。ドライバー交代をしてもLOLITA Racingより上wの16位をキープ。なんとかずみっちを抑える快走を見せ、タイムは55秒半ばをキープして順調に周回を重ねていく。予定通り40分ちょっとを消化し、ドライバー交代へ。

第3ドライバーは難波江さん。順位は変わらず16位。このあたりが定位置か?と思われたが、1時間半の時点で15位に浮上。ここからじわじわとタイムが上がり始め、55秒2まで叩き出し14位に浮上!さらに勢いは止まらず15分後には13位に!と調子に乗るのも束の間、難波江さんからガス欠サインが。あわててダッシュする真弓さん。でも「念のため」早めに入れたとの事で、タンクにはまだちょっと残っていたので目安は2時間というところか。

そして第4ドライバーは真弓さん。今回何気にうちのチームのトップガンとなった彼がどこまでいけるか。注目のタイムはいきなり54秒台に突入!やっぱ彼は天才だと思う。とてもじゃないけどカート歴4ヶ月とは思えん。気が付けばトップと4周差の10位までジャンプアップ!

んで第5ドライバーはFatal。相変わらずの体重ハンデでインフィールドは速いが加速で置いていかれる毎日。それでもどうにか真弓さんとのタイム差を1秒以内に抑え、順位をキープしたまま長井さんにバトンタッチ。

第6ドライバーは長井さん。今回は一応取材メインとの事で走行時間は短めに。……って事だったんですが、ここからモジャさんに交替する辺りまでぐったりしてて全然見てませんでした。走行後30分は確実に使い物にならなくなりますはい。きつー。

で、第7スティントでモジャが走行中、ガス欠のジェスチャー。(あれ?良く考えたら長井さんの後給油してなかったの?それは単純ミスじゃ……)あわてて真弓さんが交替エリアに走るが、戻ってこない。奥のS字付近で停車してしまい、スタッフが修理を試みるがなかなかエンジンに火が入らず。ガス欠なら当然っツーか、5分も一生懸命リコイルスターターだけ引っ張っても駄目だろうよ(´Д`) そしてもう一人のオフィシャルが駆け寄り、何やら給油してるっぽかったのでこれで大丈夫かと思いきや、直後にエンジンから物凄い勢いで白煙が……結局オフィシャルカーに押してもらい白煙を吹きながらピットに戻る。どう見てもエンジンが終わってるのでそのままマシンチェンジ、フリー走行の日にFM-Vが乗ってた(トーが狂ってると言って乗り換えた)18号車へと。この時点で約25分のロス。

うちのチームがトラブル第一号となってしまい少々寂しいが、どうもトラブルの原因はスタッフが“軽油を給油しやがった”のがトドメだった模様で、「何故軽油がそんな所にあったのか解らない」とか言いやがる。そもそもレギュレーションで「修理に時間が掛かりそうなら直ぐに代替車出すよ」とあったので、その辺り含めてクレームをつけリザルトから5分減算してもらうことに。(でも最終的に意味なかったけど)

気を取り直して交代した真弓さん、マシンコンディションが良いせいもあってかここまでのベストラップである54秒7をマーク。空にも雲が増え、雨の可能性も見えてくるもそのままの天気で暑さが無くなっていき、体力にもやさしい気温と風になっていく。

会場のノリの良い音楽にノッて梢が踊りまくり。1時間以上踊ってます。ついでに他のチームも巻きこんで踊ったりしています。それはさておき子供に夜通しは辛かろう、という事でかみさんと梢はこの時点で1泊余分に確保したホテルに帰還。

この後Fatal、モジャ、真弓、そしてまたFatalと順調に繋いでいく。と、Fatalが7周ほど走った時点でオフィシャルから「メンテナンス」のサインが。タイヤ交換とか、指定されたメンテナンス時間は夜中の予定だったような?と思いつつピットインすると先ほどぶっ壊れた23号車が用意されてて「こっち乗れ」と。果たしてその23号車、メンテが上手くいったのか気温のせいなのか、かなり速い。トップの16号車に抜かれたあと後ろを着いていったら54秒8までタイムが上昇。真弓さんの日中ベストラップに0.1秒まで迫る勢い。ただし18号車と比べて車自体は若干乗りづらい印象で、体力の消耗が著しくピットサインが恋しかった。

ここから難波江さん、須永さん、長井さんの組にチェンジしてFatalは仮眠タイムに。前日に胡散臭い英語を駆使して購入した睡眠導入剤が目茶苦茶良く効き、これを書いてるたった今も物凄く眠いでsssssssssssssssssssssssssssssssssss

……Fatalが眠りに落ちた時点が残り16時間、トップから27周落ちの15位だったのが、目が覚めた時には残り10時間半、37周落ちの17位に。後で聞いたらエンジンがまた壊れて5分ロスしてたとの事。ネジが6本ともすっ飛ぶというステキな事件、って工エェェ(´д`)ェェエ工

夜は意外とっつーか物凄い湿気があってスーツとかがまったく乾かない。良く考えたら海が近いのでその湿気か?グショグショのレーシングスーツを着込むとそれだけで気分が滅入るので、来年は布団乾燥機でも準備しようかと半ば本気で考える。

スタートから14時間が経過し、やっと残り時間が一桁に突入!……でもまだ10時間もあるのか……と軽く鬱になったのは他チームも同様だった模様で、各車疲れが見えてきたか若干レースが荒れ気味に。Fatalも目の前で3台が絡んだスピンをされ(これは避けた)明らかに真横に並んだ車に押し出されてしまいました。

本来休憩を取るはずだったモジャさん、結局眠れなかったとの事でずっと走行。全然寝てないのに気合の走行で15位、モニター1ページ目に返り咲き!と、ここでモジャさんから何やらサインが。あわててピットに向かうとアクセルワイヤーが切れたとの事。修理後そのまま真弓さんに交代。約10分のロス。15位から17位に後退。

残り8時間の時点でトップは1000ラップを突破。このまま順調にレースが進めば最終的には1500ラップ前後でのフィニッシュとなりそう。これがもし1周30秒ちょっとのCKだったら2500ラップぐらいか……って多すぎて実感湧かないなぁ。

Fatalの途中で2度目のオフィシャルメンテ。レギュレーションではフロントタイヤは2度、リヤタイヤの交換は1度だけとなっていたのでこの時点ではフロントタイヤだけの交換。確かにタイムは上がったけど、バランスが崩れ走りにくいったらありゃしない。メンテついでに6時間ほど前から死亡してたAlfanoの電池も換えてもらうが復活せず。走りに集中できるのは良いけど目安のタイムは見たいなぁと。

そしてこの後真弓さんがここに来てベストラップ更新。54秒フラットまで叩き出し、プロドライバー達を差し置いて日本チームのトップタイムをマーク!結局これが最終的なベストラップとなり、名実ともに日本最速の男、もしくは世界12位の男に(笑)

ところでこの日は地元TV局が来ていたようなのだが、実況?を担当してたタイ人DJがうるせぇのなんの(笑)タイ語でまくし立てられても何言ってるんだかわからん上に、妙にハイテンションなのがムカつき倍増。こっちは疲れてるのに寝られないじゃねぇか。

そして夜が明け、長かったレースもいよいよ終わりが見えてくる。ここまで来ると逆にテンション上がってきて疲れもあまり気にならない。各ドライバーが最後のスティントを終え、満足げな表情を見せている。そしていよいよラストスティント、ドライバーはFatal。

24時間走ってきて4秒差とかいうアホみたいなバトルを繰り広げているトップと2位はさておき、他のチームは最終スティント全体が既にウィニングラン状態。Fatalも前後10ラップ近く離れていたので全く気負いすることなくラストスティントを堪能。チェッカーフラッグを眺めた時は非常に感慨深いものがありました。ゴールして、帰ってきて、みんなに水ぶっ掛けられて、他のチームと握手して、写真とって……いやもう言葉にならないですね。唯一浮かんだ言葉はただ一言、 「楽しかった!!!」

そんなこんなで大きなクラッシュも怪我も無く、モチロン辛かったけどそれ以上に目茶苦茶面白かった24時間耐久。参加者ほぼ全員のレースマナーがかなり良かったというのもありますし、タイという国が予想以上に肌に合ったという事もありますし、良いチームメイトに恵まれたというのもありますし……と数えはじめればきりが無いのですが、「来て良かった!」と心の底から感じました。流石に8月は厳しいけど、来年もできればまた参加したい!その時は是非風来旅団単体で1チーム組みたいですね(笑)

以下余談。 24時間耐久……それはFatalにとって特別な響きを持つ言葉。自動車ゲームの“WEC LE MANS 24”……じゃなくて(笑)、子供の頃叔父の本棚にあった“ふたり鷹”のストーリーで重要な位置を占めていたボルドール24時間が憧れの元です。Fatalはこれを読んでバイクやレースへの興味が植えつけられました。色々あってバイクには殆ど手を出せていませんが、今回24時間耐久に出場したことで子供の頃の夢が一つかなったことになります。ただマシンがレンタル、チームも混成とあって微妙に「やり残し」感があるような気もしてます。レーシングカートの24時間レースなんていうのがあったら(トラブル発生率も含めてw)完全燃焼できるかもしれませんね。モチロン、できれば優勝争いもできるような体制で。

PICT6001.jpg スワンナプーム空港到着。いきなり雑多な感じ。

PICT6011.jpg エアコン修理中(笑)

PICT6012.jpg コーラinビニール袋。

PICT6034.jpg ホテル到着。なかなか綺麗。

PICT6047.jpg ふぁ、ファミリーマートのロゴが旧タイプ!

PICT6049.jpg これは比較的立派な方だけど、街のあちこちや軒先などに仏像や寺のミニチュア?などが。仏教国ですなぁ。

PICT6067.jpg 小奇麗なショッピングモール。どっちかってーと観光客向けで、価格も微妙に高い。

PICT6075.jpg 右手前のテーブルで食べてます。こんな感じで、まさに闇鍋。

PICT6080.jpg ビラサーキット到着!

PICT6082.jpg コースは広くて、走っててなかなか爽快。

PICT6092.jpg S字。体力とか含めあらゆる意味で一番きつい場所だった……

PICT6094.jpg これが使用するマシン。デカイです。

PICT6095.jpg ペダルも無闇にごつい……

PICT6109.jpg コース図。なんか走った記憶とかなり違う気がするんですけど(笑)

PICT6118.jpg フリー走行開始ぃぃい〜!

PICT6126.jpg こんな感じのモニタが用意されてました。

PICT6136.jpg すぐ裏に大きなスタンド付の本コース(?)がありました。

PICT6140.jpg あとバイク用のダートトラックなんかも。決勝日はこっちもやってて砂埃が……(´Д`)

PICT6163.jpg かずみっち、ドラポジ辛そうだなぁ……タイムの出ない原因はこの辺にもあったのかも。

PICT6184.jpg ハイネケンのビアガーデンなのでハイネケンガールが居ました。

PICT6197.jpg カブとスクーターのニコイチみたいなのが向こうの主流。

PICT6199.jpg 屋台だって運んじゃいます。

PICT6213.jpg んでうちらも屋台で朝ごはん。安くて美味い。でも辛い(笑)

PICT6236.jpg 流石観光地、夕暮れの海が超綺麗。

PICT6252.jpg ネタ写真その1、夕日をつまむモジャさん。

PICT6276.jpg ネタ写真その2、夕日を喰うモジャさん。

PICT6283.jpg エロい絵のついたコップをじっと眺める梢。直後お姉ちゃんも気がつき大慌て(笑)

PICT6292.jpg やるぜ!Team JAPAN!!

PICT6295.jpg オープニングセレモニーで出てきたダンサーのお姉ちゃんたち。お約束として写真多目に撮ったので見たい人はFatalまでw

PICT6357.jpg フリー走行スタート。本当に始まるんだろうか……とこの時点でもまだ不安でした。

PICT6368.jpg どうにか5分遅れでスタート!

PICT6670.jpg 俺……白いメットって似合わないなぁ……(モジャさんによると、元気さんに借りたメットはもっと壊滅的に似合わなかったらしいが)

PICT6672.jpg ぼふーーー(´Д`)

PICT7155.jpg ドライバー交代はこんな風に表示される。格好良い。

PICT7453.jpg 夜も明けて、あと少し!

PICT7536.jpg お疲れ様ー!!!!